無料で商品を仕入れた場合の正しい処理は?

小売業や卸売業をやっていく中で、稀に無料で商品を仕入れることがあります。色んな事情があるとは思いますが、この場合の正しい処理はどういったものでしょうか?

① 一定の評価基準を基にして評価額を算出し、その金額で 仕入●●円 /  雑収入 ●●円の処理をする。

この雑収入は消費税上の課税売上の計上は不要です。なぜなら対価がないからです。

これに会計処理によって売上と原価の正しい率が算出されますので、最も実態に即した正しい処理といえるでしょう。

 

②全く何も処理しない。

中小企業(小企業?)の多くでは管理体制が整っておらず無料で仕入れたものまで帳簿付けをしないケースも見受けられます。

この場合は、①で計上した仕入の処理を行わずにいきなり売上が計上されます。この処理だと無料で仕入れた分だけ原価率(利益率)がズレルので正しい原価計算という意味ではズレが生じるでしょう。また、消費税の原則課税の計算においても、課税仕入に計上できるであろう仕入高をゼロにすることになるので、納税者側としては損をします。

逆にいうと、税務署的には得なので、たとえ正しくない②の処理によったとしても、税務調査での指摘は考えにくいでしょう。

結論からいくと、①の処理をするほうが正しいですし、納税者が得をすると思われます。

一定の評価額の算出に恣意性が入る場合は考えものですが、はっきりと仕入価格が分かる場合も多いと思われますので、適正な価格で仕入計上を行うほうがベターです。

 

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